週刊田崎

田崎 健太 Kenta Tazakimail

1968年3月13日京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。サッカー、ハンドボール、野球などスポーツを中心にノンフィクションを手がける。 著書に『cuba ユーウツな楽園』 (アミューズブックス)、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』 (幻冬舎)、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』 (講談社プラスα文庫)、『W杯ビジネス30年戦争』 (新潮社)、『楽天が巨人に勝つ日−スポーツビジネス下克上−』 (学研新書)、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)、『辺境遊記』(絵・下田昌克 英治出版)。 早稲田大学非常勤講師として『スポーツジャーナリズム論』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所 客員研究員。日本体育協会発行『SPORTS JUST』編集委員。創作集団『(株)Son-God-Cool』代表取締役社長。愛車は、カワサキZ1。

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200909

2009年9月30日

十月最後の日の朝を事務所で迎えた。まだ終わらない…。
『W杯ビジネス三〇年戦争』文庫版の原稿は間に合うが、下田との本の原稿はまだ数日は掛かりそうだ。
この書き下ろしの単行本はタイトルに悩んでいる。新たなプロモーション方法も考えているのだが、いかんせんそこまで気が回らない。諸々決まり次第ここに書くことにする。
原稿を書いていて、改めて色んなところに行ったものだと思う。仕事場に籠もって原稿を書くのも好きだが、続くとどこかに行きたくなる。

ダラムサラ

最終章ダラムサラの写真。半年ほど前の話なのだが、ずいぶん昔に感じる。

2009年9月19日

昨日、修理に出していたGretsch 6124 Anniversary が戻ってきた。
シリアルナンバーで判断すると、ぼくとほぼ同じ年、1967年製である。四十年以上の歳月を経たギターには、様々なガタが出ていた。特に14フレット以上のビビりは深刻だった。
近所の リングギターズ で相談し、ネックを削って、フレット打ち替え等々を頼むことにした。修理のため、二ヶ月以上預けていたのだ。
戻ってきて弾いてみると――。
弦のビビりはなくなっているのはもちろんだが、細部が調節されて、余計なノイズが消えていた。いい意味で若い音になっている。リングギターズの宇田川さんには、プロの仕事を見せてもらった。
とにかく弾いていて気持ちがいい。原稿に追われているぼくには危険である。

Gretsch

2009年9月14日

沖縄から戻って再び、仕事場に籠もって原稿を書く日に戻った。
原稿を書く時は、だいたい邪魔にならない音楽を流し ている。ブラジル音楽やジャズが多いのだが、今回はずっとノラジョーンズだ。優しい歌声は、追い詰めら れている気持ちを多少柔らかくしてくれる。全アルバムをランダムに掛けている。ノラジョーンズを聞くと、この夏のことを思い出すかもしれない。
忙しい時こそ、別のことがやりたくなるものだ。ずっと悩んでいたMacBookの値段が下がったので注文してしまった…。ノートブックのVAIOのTシリーズを使って三年。勝手に再起動したり、不思議な動きを始めていたので、次のマシンをそろそろ考えなければならない時期だった。デスクトップはiMacで、ノートもMacBook。
すっかりMacな人になってしまった。添付してあった新 しいOS、SnowLeaopardを入れてみたら、なかなかいい。とにかく原稿を進めなければ――。

ハンドボール

旅の単行本のほうは、サハリンの章まで進んだ。
九月最後の一週間は徹夜の連続になりそうで、今から恐ろしい。

2009年9月8日

先週の木曜日から沖縄に行っていた。出発する日の朝、東京は肌寒かったが、沖縄はまだまだ夏。昼間は日差しが強くて、歩き回ることができないほどだった。
朝八時まで原稿を書いて、仮眠しただけで飛行機に乗ったので、着いてから二日間は「時差ぼけ」状態。沖縄でも部屋に籠もって原稿を書き、合間にコラソンの取材をしてきた。
詳しくは、『月刊ハンドボール』 (スポーツイベント) に連載している『魂のハンドボール』を読んで欲しいが、コラソン はかなり追い込まれている。計画なく走ってきたチームは、完全に袋小路に入っている。
ぼく自身、沖縄のこのチームについて書き続けるモチベーションが落ちている。ハンドボールに関して、沖縄に行くのはこれが最後 なるかもしれない。選手が必死でやっているのを見ると、心苦しいのだが。

ハンドボール

開幕戦で、昨年一度も負けなかった豊田合成に引き分け。
コラソンらしい攻撃的なハンドボールが見られなかったのが、残念だった。