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  田崎健太Kenta Tazaki......tazaki@liberdade.com
1968年3月13日京都市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部など を経て、1999年末に退社。サッカー、ハンドボール、野球などスポーツを中心にノンフィクションを 手がける。 著書に『cuba ユーウツな楽園』 (アミューズブックス)、『此処ではない何処かへ 広山望の挑戦』 (幻冬舎)、『ジーコジャパン11のブラジル流方程式』 (講談社プラスα文庫)、『W杯ビジネス3 0年戦争』 (新潮社)、『楽天が巨人に勝つ日−スポーツビジネス下克上−』 (学研新書)。最新刊は 、『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)。4月末に『辺境遊記』(絵・下 田昌克 英治出版)を上梓。 早稲田大学非常勤講師として『スポーツジャーナリズム論』を担当。早稲田大学スポーツ産業研究所 客員研究員。日本体育協会発行『SPORTS JUST』編集委員。愛車は、カワサキZ1。
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2006年6月25日


インタビューというのノンフィクションライターにとって重要な仕事の一つである。仕事だけでなく、様々な人に出会うことで、影響を受け成長してきたつもりだ。インタビューをする時に心がけていることがある。
かつて作家の猪瀬直樹氏からこう言われた。
「作家など人の会う時には、その人の書いたものを三冊以上読んでいけ。全てとは言わなくても三冊読めば、ある程度のことは分かる」
僕は著作がある人についてはそれを実践しようとしている。もちろん時間的な都合、三冊が一冊になることもある。しかし、出来る限りその人の書いたものを読むことは、人に会う時の最低限の礼儀だと思っている。
今回、単行本のプロモーションの関係で、様々な番組に出させてもらった。時には不快な思いをすることもある。
収録の二日前に連絡があり、出演料の提示もなかった(恐らくノーギャラなのだろう)。間接的に付き合いがある人でもあったので、時間をつけて取材を受けることにした。
ところが、僕の本を読んでいないことがすぐに分かった。それだけではなく、僕の書いたものでない、他の人間が書いた雑誌の記事を参考にしているのだ。
ワールドカップとビジネスというのがタイトルになっていた。
スポーツは産業であり、それがどういう過程を辿り、どのような人間が動いてきたかを僕を本の中に書いてある。そのために丹念に取材をしたつもりだ。
そのことをゲストに呼ばれた番組でわざわざ説明しなくてはならなかった。
ホストの人間は、読んでいないという不勉強を恥じるよりも、自分の考えに固執した。

つまり、「スポーツをビジネスにすること=悪」「電通=悪」という紋切り型の考えである。先入観で凝り固まった人間に理解してもらうには骨が折れる。当然、会話は上滑りしていた。本の宣伝にもならず、僕にとっては時間の無駄だった。

三冊とまではいわないけれど、礼儀として、ゲストに呼んだ人の本ぐらいは読むべき。こちらも、わざわざ時間を作っているわけなのですから。また、特に不得手な分野で物事を決めつけることは、ジャーリズムとはいえないです。ねぇ、ジャーナリストの神保哲生さま。


朝日新聞にも登場。2006年六月十六日付け夕刊にて。
この取材をした記者は僕の本を読んでいる。当たり前のことだが。


 

 

 

2006年6月9日


今週は単行本『W杯ビジネス30年戦争』のプロモーションに追われる一週間だった。
月曜日には文化放送の人気番組『吉田照美のやる気MANMAN』にゲスト出演。ジーコの話が中心となり、彼の物まねを披露した。ジーコとは付き合いが長く、ポルトガル語で話をしているので、真似るのはそう難しくはない。神奈月さんのよりも似ていると思う。
火曜日は朝日新聞の取材。取材するのは慣れているが、写真を撮られたり、取材を受けるのはどうも居心地が悪い。
水曜日は、大宮まで足を運びFMのNACK5の『NACK AFTER 5』に出演。先々週、電話で出演したが、顔を見ながら話をするほうがいい。
DJのケイザブローさんは元ウィンドサーファー。僕がハンドボールの取材をしていると知ると、驚いた顔をした。
「僕も高校時代ハンドボールをやっていたんですよ」
ハンドボール界は、サッカー日本代表の巻の妹(オムロン所属)や、こうした人を見逃している。
さて−−。
この『W杯ビジネス30年戦争』、自著を褒めるのは気が引けるが、各所で評判がいい。十年間取材し、時間も費用もかかっている。是非、買って読んで欲しいと思う。その価値はあると思う。


単行本では使用しなかった写真。元FIFA会長のジョアン・アベランジェ。リオにある彼のオフィスにて。 彼は饒舌であるが、インタービューには厄介な相手である。彼にとってインタビューは、質疑応答ではなく、自分の言いたいことを話す場所なのだ。 アベランジェは途中で僕の質問に気分を害した。彼の剣幕に押された通訳は、質問をきちんと翻訳しなくなった。仕方なく僕はポルトガル語で、食い下がった。すると彼は僕の方に向かなくなった。 その内容とは−−是非、本で読んで欲しい。


 

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